パートナー犬のKOKO(トイプードル♀ 2020/9生まれ)は、
見事に両側パテラ(膝蓋骨脱臼)。
パテラ(膝蓋骨脱臼)とは?
膝のお皿(膝蓋骨)が、
本来収まっているはずの溝からズレて脱臼してしまう
脱臼の程度(グレード1〜4)によっては関節や靭帯に傷がついてしまい、痛みがでる。
進行すると、筋肉の萎縮や骨の変形が起こり、痛みが増し、歩行に影響。
グレード1:膝蓋骨は触診で簡単に外せるが、手を離すと正しい位置に戻る。
グレード2:膝を曲げ伸ばしするだけで、簡単に膝蓋骨が外れる。
グレード3:膝蓋骨は常に外れたままだが、手で押すと元に位置に戻せる。
グレード4:膝蓋骨は常に外れたままだが、手で押しても元に位置に戻らない。
譲渡前にグレード3〜4と聞いていたが、
実際の様子は、限りなく3に近いが、グレード2〜3のようだ。
カラダも小さく、骨、筋肉が作られる時期の今(生後6ヶ月まで)、
カラダ作りの正念場。
パテラのことを調べていたら、
アニコム損保のサイトに、「パテラ予防エクササイズ」が紹介されていた。
内容は、とても簡単。
屈伸運動と、太ももマッサージ(ここでは、太ももくるくる)の2種類。
このエクササイズを続けると、発症率が下がるとのこと。
パンフレットもダウンロードできるので、記事のリンクを貼っておく。
さっそく実行してみた。
カラダの内側を急に触ると、怖がることがあるので、
全身を軽く撫でながら様子を見ていたら、
氣持ちいいのか、お腹を上に向け出したので、
太ももマッサージを30秒。
この頃はすでに寝てしまった。
あまり参考になる画像ではないがご覧の通り。
KOKOの場合、太腿の内側の内転筋が、少し硬く感じた。
ほぐすイメージで、30秒程度クルクル。
指ではなく、ローラー鍼でもできる。
ついついもっとやってあげたくなるが、どんなことでも腹八分目が良い。
特に、パピーだと、カラダの変化に対応できないこともある。
もうひとつの屈伸運動だが、こちらは少しコツが必要だ。
というのは、関節の曲がる方向、角度など、カラダって複雑だ。
すでにパテラを発症している場合、関節に炎症があると、悪化させてしまう。
100回も屈伸運動させるので、鍼灸師である私の個人的な見解だが、
整形外科、リハビリが得意な獣医師に相談して、
適切な力加減、運動法を確認することをオススメしたい。
ペットへの鍼灸で、パテラの施術には頭を悩ませていた。
痛がるだろう、触りにくいだろうという固定概念で、
内側にアプローチをするという発想がなかったので、
目から鱗が落ちた。
今後のご相談にぜひ活かしたい。
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